I am Recruiting for YOU -- 私と、出会うあなたの、I&R

SCROLL

設立間もない外資系の会社を担当したときのこと。社長様の態度がいつも不機嫌そうで、電卓やパソコンに向かったままずっと怒っているような顔をしていたんです。正直、苦手でした。なんで担当間もない私の役回りがこの会社なんだろう。誰かに代わってほしいとさえ考えていました。どのようにコミュニケーションをとったら良いんだろう?何をすれば機嫌を損ねないで済むんだろう?苦手意識は、私の態度や表情にすら表れていたと思います。
そこである時、意を決しました。苦手だと思っているからダメなんだ、好きになろう!その社長さんを好きであると信じ込むことにしました。表面的でもいいから常に笑顔で接すること。自分の話を織り交ぜてみること。向こうが不機嫌でも、私は機嫌よく接すること。気づけばトライアンドエラーは2ヶ月近く続いたと思います。
すると、事務所で打合せがあったある日の帰り際、訥々と社長が話し始めてくださったんです。出身地のこと。学生時代のこと。事務所の近くは学生時代よく通っていた定食屋さんがあったこと―あれ、いま私、普通に話せてる?表情はそのままなのに、一生懸命、話そうとしてくださって。でも不思議な感覚。
その後、その社長さんは会社を離れることになるのですが、会社に一本の電話が。なんと、お食事のお誘いだったんです。食事会の冒頭、感謝の気持ちからずっと食事に誘いたかったんだよ、とのお言葉が。そして、気恥ずかしそうな笑顔を見せながら、おっしゃったんです。「ずっと不機嫌だったのはね、社長を任されたプレッシャーがあったんだよ」。ハッとさせられた瞬間でした。そうか、この方も私と同じ、普通のビジネスマンの一人だったんだ。自分のことばかり考えていたことが急に申し訳なく思えたと同時に、コンサルティングだからと身構えていたのは私のほうだったことに気づかされた瞬間でした。
会計は数字や企業を扱うけれど、本当に向き合わなければならないのは、人そのもの。あの時のことを思い出すたび、私は自分の仕事の本当の目的に立ち返れる気がしています。そうしてまた、新しい人に向き合う時間が、今日もやって来るのでした。
(監査部 女性・40代)

「会社を、畳もうと思うんだ」。社長からのその一言で、私の動かしていた手が自然と止まったことを覚えています。
その会社は、会社設立前からでしたから、10年以上担当させてもらったお客さまでした。立上げ当初は本当に苦労の連続。社長様ご自身も50代での起業でしたから、色々とアイデアが浮かびアクティブに動かれていたのだと思います。表現はよろしくありませんが血の気が多く、どこかカッカしていたようにも映っていました。担当としては叱られたり変更させられたり、という日々で、企業の姿と同じく一進一退。本当にうまく担当していけるのかという不安を抱える日々でした。
しかし、気づけば社長様も齢70を過ぎていました。企業としての社会的役割がどれほど健在であっても、何より人間としての体力や気力、健康状態がどうしても気になる年齢です。今後のことを様々に考えてのこと。いよいよ休眠させることになったのです。元気で、精一杯取り組んでいた頃に、想いを馳せないわけにはいきませんでした。
「社長、本当にお疲れさまでした」。自然と二人に笑みがこぼれます。「そうだな、お疲れ様だよな」。遠くを見るような目に、光るものを感じたのは、気のせいだったでしょうか。会計事務所として精一杯取り組んだことに間違いない。しかし本当に精一杯だっただろうか。帰り道に自分のこれまでを振り返りもしました。
2ヶ月に及ぶ休眠手続きが終わった後、一席設けていただきました。昔話にいつまでも花が咲きます。あの頃は聞けなかったこと、どんな気持ちだったのか等、随分と話し込んで長い夜になりました。
担当として最後まで会社を看取ることがある。その瞬間を迎えたことが、今の私の力にもなっています。今、向き合っている企業様に、精一杯取り組みたいとも思えますし、会計事務所に就職することの意味を、ふと考えるのです。
(監査部 男性・40代)

菓子製造のお客様から、お問い合わせが入りました。現在の経理の方がご退職される折、新しい方がお見えになるまでの間、どうしても10日ほどの空白期間ができるとのこと。わずか10日でも経理業務が回らないことは、企業にとっては大問題。早速スポットでご依頼をいただきました。
お客様先に出向くと、すぐに経理ご担当者からの引継ぎが始まります。細かな引き継ぎの書類に、本当に丁寧に日常業務に取り組んできたことがわかりました。「私が引き継ぎを受けた時は、細かいことがわからなくて苦労したんです。だから、次のご担当の方には、困ってほしくなくて」。経理業務を担当することの責任感の強さを感じました。十分すぎるほどの書類でしたが、対話の時間も多く設けていただき、その方は無事ご退職の日を迎えることができました。
10日後、新担当への引き継ぎの日がやってきました。開口一番「え!こんなに丁寧に引き継ぎして下さるんですか!」と驚いた様子。曰く、前職の経理事務ではほとんど引き継ぎが無く、とにかく求められた作業を次々にこなすだけで疲弊していたとのこと。以前の担当者の方のお人柄や、こんなエピソードも話していましたよ、という細かな枝葉の部分もお伝えし、無事引き継ぐことができました。もちろん、今でも稀にお伺いした際には「懐かしいですね!」と笑顔でお迎えいただいています。そして、会長様はじめお客様に高く評価していただいたことで、他の企業様のご紹介までいただくことができました。
経理って、日々の積み重ねでしかありません。でも、だからこそ見えてくる企業の在り様が、確実にあるとも言えます。そしてそれは、担当する人そのものの生き方を映し出しているとも言えるのかもしれません。その人の想いや考え方を、そっとバトンを渡すように、つないでいくことができる仕事でもあると思うのです。
(アウトソーシング部 男性・40代)

初めて訪問したその企業様は、とても広い都心のオフィスにも関わらずデスクや椅子が雑然とし、照明も一部のみ付けられていました。事実上、破綻しているのではないか、そう感じられたことを覚えています。いらっしゃったのは、社長と経理担当者のお二人のみ。他の社員の姿は見当たりません。当然、帳簿類もありませんでした。
「これから、この状態から、会社を盛り上げていきたいんだ。協力してくれないか。力を貸してほしい」。信じていいのかどうかも疑わしいその言葉から、わたしたちの支援はスタートしました。過去の帳簿整理から始まり、日常業務における経理会計の道筋をつけるまで、本当に大変な日々。いつか本当に、この会社に光が当たるんだろうか。そう思いながら帳簿づくりに取り組んでいました。時折、社長と食事を共にし、切々と夢を語ってくださるのを聴く度、大丈夫、きっと良くなると信じて。
10年の月日が流れ、社長の再創業の想いは大成。今では業界トップクラスにまで成長を遂げました。例年開かれる会社主催の新年会には500名以上の招待客が招かれる盛大さを誇ります。わたしたちは常にVIP席にご招待頂き、社長より当初からの感謝を伝えていただいています。「あの頃のこと、決して忘れていないよ」と。
会計事務所に期待されること。それは確かに数字に関わる帳簿や経理事務を任されることかもしれません。でもそれ以上に、お金という日々流れる血液や体温のようなものを通じて、企業の想いや理想を感じ取り、形にするお手伝いをすることなのかもしれません。うまくいくかどうかは、もちろん誰にもわからない。でも、信じることはできますよね。そうして信じて、実を結んでいく道筋を共に歩いていくことで、企業と共にわたしたち自身も成長していくことができるとも思うのです。
(監査部 男性・40代)

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